握力で全身の筋力の衰えを調べる!!
皆さん、未開封のペットボトルのキャップがなかなか開けられず苦労した経験はありませんか?
「はい」と答えた人は要注意です。筋力の衰えの黄色信号が点灯していて、握力だけでなく、からだ全体の筋力低下が進行している可能性があります。
握力は体の他の筋力と相関関係が高く、全身の筋力の程度を知る指標となります。
握力が低下している方は、脚力の低下や歩行能力の低下の可能性もあると言われます。
筋力の衰えの原因としては、加齢、運動不足、栄養不足、疾病に起因するものなどいろいろ考えられます。
フィッツリハでは、定期的に行う体力測定の項目にこの握力測定が含まれます。握力の維持や低下、あるいは向上が大きな意味を持つからです。
最近いわれるようになった「サルコペニア」という言葉をご存知でしょうか。
サルコペニアとは、筋肉量が減少し、筋力や身体機能が低下している状態を示す言葉です。サルコペニアは、特に高齢者の身体機能障害や転倒のリスク因子になり得るとされています。
こういった高齢者に起こりやすいリスクにいち早く気づくためには、こういった測定を定期的に行う必要があります。その他、フィッツリハでは、下半身の筋力を数値化できる装置や歩行分析できる装置を利用して身体機能を見える化する工夫をしています。
自分自身の身体機能を把握して課題を見つけることでやるべきことが見えてきます。
定期的な体力測定は重要な意味を持つということですね。