~自分のだいたい、おおよそを知る~
一般的に体重のコントロールは、普段活動している際に消費されるエネルギーと、食事などで摂取するエネルギーの総和を計算して把握することで実現できます。
食べたいだけ食べてその分動かなければ、体重は増えますし、逆に普段の活動量よりも食事から得るエネルギーが不足していれば、痩せていきます。体重を減らして痩せたい人も、体重を増やして太りたい人も、自分自身の生活における、摂取カロリーと消費カロリーを把握することが必要です。
では、どのように消費エネルギーや摂取カロリーを把握していけばいいのでしょうか。
私は、普段から歩数計をつけています。
現在、市販で買うことのできる歩数計には消費カロリーも計算され表示されるものがほとんどです。歩数計をつけるだけで自分自身の日々の消費カロリーを把握することができます。このくらい歩けばこれだけのカロリーが消費されるんだな、こんなに歩いたのにこれしか消費されていないんだなとか色々な感想を持ちます。
歩行での消費カロリーは【歩行における消費カロリー=体重(kg)×2×時間】という式でわかるそうです(歩く速度によって計算方法はことなり、ここではゆっくりでもなく速くでもないスピードで歩いた場合の計算です)。
例えば、体重50kgの人が1時間の歩行をした場合は、50(kg)×2×1(時間)となるので、消費カロリーは100kcalということになります。
この普段の活動に対してどれだけのエネルギーが消費されるかを知っておくことが、後で説明するどれだけのエネルギーを摂取するべきかの目安になります。まず、自分が日々の生活でどれだけのエネルギーを消費しているかを把握することが必要です。
そして、日々の摂取カロリーの把握ですが、これは今ほとんどの食材をみればカロリー表示がされていますし、外食に行ってもメニューを見れば、カロリー表示がされていることがほとんどです。
おにぎり一つのカロリーは約 180kcalです。カロリー表示されていないものを食べる際にもインターネットで調べる事でだいたいわかります。普段自分がどれだけの活動でどれだけのエネルギーを消費して、どういった食事をとってどのくらいエネルギーを摂取しているかを知ることが重要になってきます。
ボクサーなどの減量と違って細かく計算する必要はありません。
だいたい、おおよそを知る、つまり、普段の生活では摂取カロリーが消費カロリーより多いのか少ないのかを一度計算して把握してみることです。そうしておくことで、今日は動いたから、これくらい食べていいなとか、今日はあんまり動いていないから食べたいけど少し我慢してこれくらいにしておこうとか、そういった意識を持つことができます。
私の普段の体重コントロールはこの程度の考えです。そこで体重を落としたければ、少し多めに活動して、食事をこれくらいに制限してと考える事ができます。
このだいたい、おおよその計算というのがうまく体重をコントロールできるコツのように感じます。